光産業技術振興協会 マンスリーセミナー LAST UPDATE 2009/08/27
●
「光産業技術振興協会マンスリーセミナー」
のご案内
財団法人光産業技術振興協会開催「マンスリーセミナー」のスケジュールが更新されました。
このセミナーは光産業技術に関連する幅広い専門家を講師に迎えて,内外のトピックスや
最新の情報をわかりやすく解説していただくものです。
ご興味のある分野のセミナーを聞き逃さない為にも (人気のセミナーはすぐ満員御礼となります!)
光産業技術振興協会の
Webページ
は要ブックマークです!! (毎月始めに更新予定)
◎第316回 09月15日(火)「半導体レーザの医療診断への応用 ― 周波数領域OCT ―」
講師:北里大学 理学部物理学科 教授 吉國裕三 氏
内容:人体は光に対し不透明であるが、波長帯によっては1cm近くまで体内に浸透する。
OCT(Optical Coherence Tomography)はこれを利用して光で人体内部を観測する手段であり、
光の干渉を用いて散乱点までの距離を測り深さ方向の情報を得ている。
現在は網膜を中心に眼科応用が主であるが、内視鏡やカテーテルと組み合わせ内臓や血管の観測に
応用範囲を広げつつある。
電磁波による人体観測は、20MHz程度のラジオ波(MRI)からγ 線(PET)まで広範囲な周波数を用いている。
X線は、フォトンエネルギーが大きいため原子の結合状態には影響されず電子数が多い重元素のみが検出される。
人体では骨だけが検出され、体内組織の観測には造影剤が不可欠である。OCTは人体との相互作用が大きい光を
用いるのが特徴であり、観測できる深さは1cm程度に制限されるが空間分解能は10 m以下と高く細胞レベルでの
観測が可能である。従って、従来のX線などを用いる観測とは相補的であり、共に重要な人体観測手段として
用いられると期待される。
OCTは光の干渉によって深さ方向の情報を得るが、動作原理は時間領域と周波数領域に大別される。
現在主に用いられている時間領域OCTは、コヒーレンス長が短い広スペクトル光源を用い、
参照鏡と同一深さからの散乱光だけを検出している。周波数領域OCTは可変波長光源を用い
干渉光のスペクトルを測定し、そのフーリエ変換によって深さ方向の情報を得る。一回の周波数スキャンで
深さ方向の情報が得られ、測定の高速化と感度の大幅な改善が可能であり注目されている。
周波数領域OCTでは高速な波長変化が不可欠で通信用として開発された波長可変光源の新しい応用分野として
注目されている。講演では、通信用として開発されたSSG-DBRレーザを中心として、半導体波長可変レーザを
光源としたOCTの開発動向について解説する。
■詳しい内容のお問い合せは:
財団法人 光産業技術振興協会
事務局
マンスリーセミナー担当 神山(かみやま)氏 E-mail: mly@oitda.or.jp TEL 03-5225-6431 FAX 03-5225-6435
Copyright (C) 2009 Kikoh Giken Co.Ltd. All rights reserved