Laser IroIro
 LAST UPDATE 2003/10/14


 ●第4話「次世代DVD(青紫色レーザーDVD)関連情報」
    −25「CEATEC JAPAN 2003 次世代DVD&青紫LD 見学報告」



 10月9日国内最大のエレクトロニクス関連技術の展示会「CEATEC JAPAN 2003」に行って来ました。
 1日だけの強行軍でしたが、次世代DVDと青紫半導体レーザーに関係する展示を重点的に見学しました。
 ソニーに遅れるわけにはいかないメーカー各社がこぞって次世代DVDを出品しましたが、青紫レーザーは
 シャープ以外は全社日亜化学製(筆者の聞いた範囲では)だそうです。
 あとビックリしたのは、工業関係の展示会ではほとんど許されない写真撮影がほぼフリーだったこと。
 みなさん装置の内部までバシャバシャ写真撮ってました。
 あと全体の詳しい内容は新聞・ニュース等でも紹介されていますのでそちらも探してみて下さい。

 ●電子部品・デバイスゾーン

 ○東芝:青紫色半導体レーザ
  半導体レーザーの老舗、東芝は参考出品で青紫色半導体レーザーを展示していました
  現在研究所における試作段階で、サンプル出荷はまだ先との事ですが、赤色半導体レーザーからの
  実績により品質や性能面での自信もちらほら・・・
 
 ■低ノイズ200mWキンクフリー青紫色半導体レーザ
 ○発振波長400nm帯で200mW(CW)を達成
 ○光ディスクシステムに適した低ノイズ特性
 ○近円形ビーム形状(アスペクト比2.08)
 ○量産性に優れた導電性GaN基板を適用
 ○DVD用赤色半導体レーザ標準のφ5.6mmパッケージに搭載
 ■電気・光学的特性
 最大光出力(CW):200mW
 最高動作ケース温度:100℃
 発振波長:409nm
 ビーム広がり角:水平12.4°垂直25.8°
 相対雑音強度(@3mW):−132dB/Hz

 ○日亜化学工業:青紫色半導体レーザ(グリーン半導体レーザ)
  今やほとんどのメーカーの次世代DVD試作機に搭載されている日亜化学は次世代DVD以外の用途にも
  積極的に波長展開を考えている様子です
  他の媒体では紹介されませんが、グリーンの半導体レーザーをポインター(乾電池)タイプで光らせていました

 ○TDK:Blu-ray Disc対応の光ピックアップ
  TDKはBlu-ray Disc対応の光ピックアップを高速(6倍速)に駆動するデモンストレーションを展示していました
  いろいろなデバイスが各メーカーから提示されはじめると、いよいよ次世代DVDも本当に動き出すのだと
  感じます

 ○豊田合成:青紫色半導体レーザ
  豊田合成のブースでは青色LEDの展示が中心でしたが、ひっそりと片隅に、しかししっかりと
  青紫色半導体レーザが展示されていました
  説明ではまだ試作の範囲でサンプル出しはまだの様ですが、当初から日亜化学と競っている会社ですから
  期待は大きいです



 ●ビジネス&ソサイエティーゾーン

 ○NEC:AODドライブ
  AOD陣営のNECはパソコン利用を想定したAODドライブを展示実演していました
  パソコンがTVの機能をどんどん取り込んでいる昨今、大画面のパソコン用液晶はちょっとしたTVより
  素晴らしい!かな?
  しかし次世代DVDがまだまだ大きいためかパソコンの本体ケースも巨大?に感じました
 
 ■HD DVD(AOD)Drive
 新しい青の時代をスムーズに実現

 ○青色レーザ応用による大容量化
 ○DVDと同じ媒体構造により
  カートリッジ不要
  現行媒体との高い互換性を確保
 ○新しい圧縮技術採用により
  長時間の記録再生
  高画質を実現
NEC HD DVD(AOD)Drive



 ●ホーム&パーソナルゾーン

 ○パイオニア:Blu-ray Disc録画機
  いよいよ次世代DVD録画機の並ぶゾーンです やはりパイオニアのデザインには驚かされます
  人によってロボットみたいに見えたり、近未来的でカッコいいと思ったりすると思います
  しかし技術的には2倍速録画にすでに対応していたり、光ピックアップや信号処理LSI等も
  新規開発したり、デザインだけじゃないようでした(スゴイ)ちなみにレーザは日亜化学製と聞きました

 ○ソニー:Blu-ray Disc録画機
  今年4月にBlu-ray Disc録画機を発表じゃなくて発売してしまったソニーは、各社参考出品の
  並ぶ中、製品として展示してました
  余裕かな?特に新しい事は聞けませんでしたが、ちゃんとカタログ!もらいました
  ただ青紫色半導体レーザは、今でも自社製じゃなく日亜化学製だそうです

 ○松下電器産業:Blu-ray Disc録画機
  現行DVDでトップに位置する松下はボブサップのポスターが壁一面に・・・
  でもしっかりBlu-ray Disc録画機も展示実演してました
  松下は片面単層および片面2層の書き換え可能なBlu-ray Disc媒体のほかにDVD-RAM/DVD-Rへも
  記録できる方法を採用 DVD-Videoディスクや音楽CDの再生にも対応するようです
  ここでも青紫色半導体レーザについて聞いたら、参考出品は日亜化学製、量産になったら他社も
  検討しますとのことでした

 ○シャープ:青紫色半導体レーザ&Blu-ray Disc(録画再生用)
  以前からシャープが青紫色半導体レーザをつくっているという情報はありましたが
  今回なんと装置に搭載して展示実演してきました
 
 ■Blu-ray Disc

 記録容量:23.3/25/27Gバイト
 レーザー波長:405nm(青紫色レーザー)
 レンズ開口数:0.85
 データ転送レート:36Mbps
 ディスク直径:120mm
 ディスク厚:1.2mm
 (光透過保護層厚0.1mm)
 記録方式:相変化記録
 トラック方式:グループ記録
 ■青紫色半導体レーザ
 光出力:MAX 45mW(パルス)
     MAX30mW(CW)
 発振波長:405nm
 放射ビーム楕円率:2.0
 φ6.5mmパッケージ
 しきい値電流:40mA
 動作電流:70mA
 動作電圧:5.0V
 ビーム広がり角:平行9.5°垂直19°
 動作電流以下Po-30mW条件
SHARP Blu-ray Disc
  
 ○三洋電機:青紫色半導体レーザ
  三洋電機では青紫色半導体レーザを展示実演していました
  でも半導体レーザの一角は人も少なく、やっぱりこの展示会は電気店に並ぶ製品を見に来る機会だと
  思えてしまいました
  青紫色半導体レーザは、すでにサンプル出荷していますのでお問い合せ下さいと言われてしまいました

 ○日本ビクター:Blu-ray Disc録画機
  独自の技術で固定ファンをもつ日本ビクターはBlu-ray Discでも新たな便利さを提案していました
  他社との違いは同社のDV方式のカメラ一体型VTRを接続し直接ダビングできるようにしたことと
  現行DVDも再生できるマルチ仕様を提案している点でした
  個人的にも現行DVDの録画機能(ツインピックアップ)搭載にも大いに期待します

 ○東芝:HD DVD(AOD)
  AOD陣営の中心、東芝も当然記録型の次世代DVD(AOD)を展示実演していました
  残念だったのは展示がブースの一番すみに、しかも囲みの中に展示されていたため
  どこにあるのか探さないとわからなかった事です
  しかし現行DVDが好調な東芝としては仕方のない事かもしれません・・・
 
 ■仕様

 ユーザデータ容量:再生専用(30GB) 書換型(40GB)
 ファイルフォーマット:UDF
 ユーザデータレート:36.55Mbps
 ディスクサイズ:直径120mm 厚さ1.2mm(0.6mm×2)
 レーザ波長:405nm
 対物レンズ開口数:0.65
 再生信号処理:PRLM
 変調方法:ETM
TOSHIBA HD DVD(AOD)


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