LAST UPDATE 2002/07/23
●第4話「次世代DVD関連情報」−11「NECは現行互換・オプトウェアはホログラフィ」
○NECが次世代DVD開発、現行と互換・容量4倍
2002.7.16 日刊工業新聞より
NECは
現行DVDと互換
性を保ちながら
片面20.5ギガバイトと4倍の記憶容量で毎秒32メガビット以上の高速記録
を実現する
光ディスク技術を開発した。光源に
青色半導体レーザー
を用い、ディスク基板構造や対物レンズのNAを
従来のDVDと
同じにして高信頼化しカートリッジレス化
を計った。低コストROMにも対応できる。NECはこの方式をパソコン応用に
優れた新規格としてDVDフォーラムに提案し普及を計る。青色LDを利用した光ディスクはブルーレイディスク(BRD)
規格案の高密度な音響・映像分野とパソコン分野との二つに分かれる可能性が強まってきた。
「規格」分裂は必至
NECは波長405ナノメートルの青色LDを光源に、直径120mm、基板厚0.6mm、対物レンズNA0.65と現行のDVDと同仕様で
最高の記憶容量を実現した。記録層を2層化すれば、35ギガバイトも容易で高精細(HD)映像なら3時間の長時間記録が可能となる。
NECではパソコン向けを主眼に、現行DVDと同じ仕様で、非接触・高信頼な記録再生を実現したため、ディスクを保護する
カートリッジが不要となった。NECではNAが従来と同じため高密度化に対してビームを充分絞りきれない問題を、
隣接する記憶領域を消去することがない3層誘電体膜を積層した新媒体を開発することで解決した。ほかにも低分解能でも
正確に記録再生できる多値の適応等化型信号処理技術や高精度な記録マークを実現する補償技術も同時に開発した。
NECでも当初BRD方式による片面35ギガバイトを試作・評価したが、NA0.85と高分解能のため、ヘッドと基板の間隔及び基板厚とも
0.1mmと近接、カートリッジは不可欠。パソコン分野に重点をおくNECでは、現行のDVDのようにカートリッジレスで安価につくれる
ことが必須となるため今回の技術開発となった。LDモジュールヘッドでCD・DVD・青色DVDの3者に互換できるものとなった。
日刊工業新聞では青色LDを用いた次世代DVDではソニー中心のBRD陣営が規格をつくったが、東芝・NECが離脱し互換路線を
打ち出し、AV(BRD)方式とパソコン(現行互換)方式に勢力分岐すると記されていましたが、東芝を中心とするDVDフォーラムから
後発のソニー・松下グループが離脱し急遽BRD規格を発表。あわてた東芝グループが、現行互換でもここまで可能だと発表したのが
今年前半のバタバタ劇の概要だと思うのですが、いかがでしょうか。
NECはすでに青色LDでも自社にて高品質量産できる技術を整えつつあると聞きます。しかし青色LDに関しては日亜化学工業の特許
という高い壁が立ちふさがる。さてNECはどのようにしてこの問題を解決するのでしょうか。期待は高まります。(H.G)
○オプトウェアがテラバイト光ディスクの事業化計画発表
2002.7.17 日刊工業新聞より
オプトウェアは16日、開発中のホログラフィー技術を利用したテラバイト光ディスク技術の事業化計画を発表した。当初は放送局などの
業務用途から入り、コンシューマー用記録再生装置の事業化は2005年に参入する。
オプトウェアはホログラフィーの信号光と参照光を同軸上でガイドする独自の
偏光コリニアホログラム記録再生方式で毎秒100メガ
ビット以上の高速転送と片面100ギガから1テラバイトの超大容量
を実現する次世代光ディスクの研究開発型企業。
今回発表された事業計画では、業務用の評価装置を年内までに装置専業にライセンス供与。2003年夏頃には追記型の
業務用録画再生装置をOEM販売。次いでライセンス供与による事実上の業界標準を目指す。
コンシューマー分野へは追記型録画再生装置のライセンス供与又は装置メーカーと共同で事業参入。媒体についても
材料メーカーと事業化を考える。
業務用途は、各種アーカイブ・官公庁データベース・セキュリティーシステム
など幅広い。
最近、派手な発表の多いオプトウェアですが、数少ない実力派?ベンチャー企業の一社ではないでしょうか。
ベンチャーという呼び方が嫌いなのであまり使わないのですが、オプトウェアに関しては使っても良いと
考えています。願わくば本当のベンチャー企業として若い人に希望を与える企業に育って欲しいものです。(H.G)
○オプトウエア,ホログラフィック・ディスクの再生デモを初披露【インターオプト速報】
2002.7.17 日経エレクトロニクスNE ONLINEより
ホログラフィック技術を使う記録再生装置や媒体の開発を手掛けるオプトウエアは,2002年7月16日〜19日に
千葉県・幕張メッセで開催されている「InterOpto '02」において,初のデモンストレーションを行った。
評価装置は予定通り2002年末に発売。価格は5000万円程度を見込む。
同社は,展示場内で記者発表を開き,今後の製品化ロードマップについても説明した。
この半年間ストレージ関連の動きが活発です。光通信が座礁?している現状では、巨大市場を持つ
次世代光ディスクに期待するしかないのでしょうか。過去においても光ディスク関連は試作段階で出品され
実際の製品化前段階になると急に展示会から姿を消すと聞いています。この活気が来年まで続くことを
期待しています。(H.G)
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