LAST UPDATE 2002/06/25
●第4話「次世代DVD関連情報」−8「東芝、DVD規格で独自路線」
○東芝、DVD規格で独自路線〜青色レーザー使用の次世代型0.6mm仕様開発へ〜
2002.6.24 日刊工業新聞
東芝は青色レーザーを使った次世代DVD開発で、独自規格の路線を歩む方針を明らかにした。
すでにソニーを中心とした9社が「ブルーレイ」という統一仕様を公表、標準化の動きを進めている。
しかし東芝は自社規格の方が製品化しやすいと判断。まず03年中にパソコン用記憶装置を発売、
続いてテレビ録画用のレコーダーを投入する計画。次世代DVD規格ではブルーレイ陣営に参加しなかった
東芝の動きが注目されていたが、これで二つの規格が併存することになる。
2月にブルーレイ陣営が公表した規格は、記憶容量が27ギガバイト(1ギガは10億)で、容量を
左右する光ディスクの表面から記録層の位置までの距離が0.1mm。
これに対して、東芝は記録層までの位置を、現行の赤色レーザーと同じ0.6mmの仕様で開発を進める。
ブルーレイの方より記憶容量は劣るが、東芝では0.6mm仕様でも約20ギガバイトまで可能なことを確認。
DVD−ROMの場合、容量は十分で、レコーダーでも2層化することで対応できるとみている。
また何より現行DVD機と互換性が高いという優位性がある。ブルーレイ仕様は現行DVDと親和性が乏しく
完全に世代交代を狙っているのに対し、東芝は現行商品の進化系と位置づける戦略。
東芝は標準化団体である「DVDフォーラム」の議長会社として、DVDの規格づくりを一貫してリードしてきた。
ただ次世代規格については、ソニーが松下電器産業などを取り込み、DVDフォーラムと一線を画したブルーレイで
先制した格好。
DVDフォーラムの幹事会社17社のうち9社がブルーレイ陣営と重なっており、一時は大同団結も模索されたが、
このほど開かれた同フォーラムの会議で、ブルーレイの0.1mm仕様と東芝が想定する0.6mm仕様の研究を
同時並行で行うことを決定。事実上、規格が分裂することとなった。
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