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 LAST UPDATE 2002/06/13(2002/07/23改訂)

 ●第5話「LDニュース・スクラップ」−9「ソニーがレーザー光で色再現性高いディスプレーデバイス開発」


 ○ソニー、レーザー光で色再現性高いディスプレーデバイス開発
   2002.6.12 日本工業新聞 JIJ web

  ソニーは11日、大型映像を投影するプロジェクターやプロジェクションテレビに使用するディスプレーデバイスで、
  光源に純度の高いRGB(赤・緑・青)レーザー光を用いることで本物に近い色彩を再現できるディスプレーデバイス
  を開発したと発表した。

  開発した「グレーティング・ライト・バルブ」は、ブラウン管に比べて2倍以上、色彩の再現性が高い。
  解像度も水平が1920画素、垂直が1080画素と高く、平均3000対1と高コントラストなのも特徴。

  2年以内に色彩の再現性を重視するプロ用やホームシアター用のデバイスとして実用化する計画だ。

  同デバイスは、2000年7月に米シリコンライトマシンズから同技術を用いた汎用ディスプレー製品の
  独占開発・製造・販売権を取得して、開発に取り組んできた。同デバイスの製造では、中核技術として
  半導体製造技術のシリコンマイクロマシン(MEMS)技術などを用いている。


 ○ソニープレスリリース
   2002.6.11 ソニープレスリリース

  高精細・高コントラスト・広い色再現が可能なディスプレイデバイス「Grating Light Valve」を開発
  〜プロジェクターやプロジェクションテレビ向けに開発を加速〜

  ソニーは、優れた解像度・高コントラスト・広い色再現が可能なディスプレイデバイス
  「Grating Light Valve(グレーティング ライト バルブ)」を開発しました。

  ディスプレイデバイス「Grating Light Valve」(試作品)
  ディスプレイデバイス「Grating Light Valve」(試作品)

  ソニーは、2000年7月に米シリコンライトマシンズ社(本社:カルフォルニア)と「GratingLight Valve」技術に
  関する技術ライセンス契約を締結、同技術を用いた汎用ディスプレイ製品の独占的開発および製造・販売権を
  取得(既報)しました。以降、ディスプレイシステムとしての実用化を目指し、「Grating Light Valve」デバイスの
  開発はもちろん、製造に必要なシリコンマイクロマシン技術(MEMS技術)や光源、周辺技術などの開発を独自に進めてきました。

  「Grating Light Valve」ディスプレイは、マイクロリボンアレイ(極小の短冊形状鏡の列)を用いて大型映像を投影する
  プロジェクター型ディスプレイです。2次元面状のデバイス構造を有する他の方式とは異なり、「Grating Light Valve」
  デバイスは一列のマイクロリボンで構成されるため、シンプルなデバイス構造を特長としています。
  また、光源に色純度の高いRGBレーザー光を用いることで、ブラウン管方式に比べ2倍以上(CIE1931色度図における面積比)の
  広い色再現を可能にします。
  今回開発したディスプレイの核となる「Grating Light Valve」デバイスには、MEMS技術を 用いて製造されたリボン状の
  光回折素子が、シリコン基板上に一列に形成されています。この光回折素子は、電気信号により微細に動かすことができ、
  映像信号を用いて動かす量を制御することで光回折量を変化させ画像の明暗を作り出します。これにより、滑らかな階調表現や
  平均3000:1を超える高コントラスト比を実現することが可能となり、映像の立体感や質感などを細部まで表現することができます。
  今回開発された「Grating Light Valve」デバイスでは、1画素は6リボンで構成されており、HD映像の垂直画数と同じ1080画素分
  (合計6480本のリボン)の光回折素子が形成されています。
  「Grating Light Valve」ディスプレイでは、RGBレーザー光をそれぞれに対応した「GratingLight Valve」デバイスに
  スリット状に照射し、1080画素分の1次元像を走査ミラーで水平方向に走査させる事で、2次元画面を構成します。
  今回開発したディスプレイでは、1920画素相当の水平走査を行なう事で、1920画素(水平)×1080画素(垂直)の
  フルHD・プログレッシブ映像を実現しています。

  ソニーでは、今後「Grating Light Valve」デバイスの更なる研究開発を進め、2年以内を目標に色再現性などを重視する
  プロフェッショナル市場や高画質ホームシアター用途向けデバイスとしての実用化を目指します。

  ■今回開発したディスプレイデバイス「Grating Light Valve」の主な仕様
   ディスプレイデバイス Grating Light Valve×3(RGB)
   サイズ 34×6×2mm
   画素数 1080画素
   ディスプレイ解像度 1920×1080画素相当(フルHD対応)
   スキャニング方式 60フレーム、プログレッシブスキャン
   コントラスト比 平均3000:1以上

  <ご参考>
  ご参考

  図1:1920画素×1080画素で表示   図2:素子の寸法は34mm×6mm×2mm
  図1:1920画素×1080画素で表示        図2:素子の寸法は34mm×6mm×2mm

  図3:回折光だけレンズで集光   図4:走査ミラーで1次元から2次元へ
  図3:回折光だけレンズで集光          図4:走査ミラーで1次元から2次元へ

 2002/07/22日経エレクトロニクスNE ONLINE様の指導により本文削除


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