LAST UPDATE 2002/06/11
●第4話「次世代DVD(青紫色レーザー)関連情報」−5「次世代DVD、事実上規格乱立へ」
○DVDフォーラムでブルーレイ提案されず、事実上、規格乱立へ
2002.6.11 日本工業新聞 JIJ web
DVD(デジタル多用途ディスク)の規格立案や普及促進のための業界団体であるDVDフォーラムは10日までに、
青紫色レーザーを利用した次世代光ディスクの規格標準化に向けた検討に入ったことを明らかにした。
焦点となっていたソニーや松下電器産業が提唱する「ブルーレイ・ディスク」規格の提案はなされず、
これ以外の2規格について標準化の是非を議論。10月末までに具体的な方向性を決定する。
DVDフォーラムは、今年2月に、規格標準化を目指して設置した技術部会にサブグループを設置している。
今後、このサブグループで、これまでDVDフォーラムに提案された2つの次世代光ディスクの規格案について審議する。
提案された規格案のうちの第1案は、カバーレイヤー(表面の保護層)が現行DVDと同じ厚さの0.6ミリのため、
現行DVDとも互換性が取りやすい。一方、第2案はカバーレイヤーがブルーレイ・ディスクと同じ0.1ミリで、
将来的な大容量化が可能であるのが特徴。
前者は片面の容量が15ギガ(1ギガは10億)バイトと小さいが、現在の技術で2層化が可能なため27ギガバイトまで
大容量化できる。ディスクを保護するカートリッジが必要ないというメリットもある。
後者は容量25ギガバイト。2層で45ギガバイトまでの大容量化が可能だが、現状では2層化、現行DVDとの互換性、
ROM再生などにおいて技術的な課題があるという。
DVDフォーラムには、ビデオテープレコーダーに置き換わる次世代機器を早急に商品化したいとするメーカーから、
多少規格化に遅れが出ても、単純な録再機としてではなくROM再生やパソコンの記録メディアとしての機能など、
将来の拡張性を視野に入れた展開を計画するメーカーまでが幅広く参加。規格化が混とんとしている状況だ。
今後は、2案のうちの1案を規格化するのか、存在意義の異なる規格として並存させるのかを含めて各社の意見の一致を図る。
これを受け、具体的な規格作成に乗り出す考えだ。
また、6月までに見通しがつくはずだったブルーレイ・ディスク陣営との融合については、ブルーレイ・ディスク陣営との
話し合いの場が設けられておらず、議論のないまま事実上、規格が乱立することになった格好だ。
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