LAST UPDATE 2001/05/18
レーザー色々 第1回「低出力レーザの医療への応用」
○低出力レーザーの循環促進作用、創傷治癒促進作用、鎮痛・除痛作用
1968年にMesterがルビーレーザーの低エネルギー照射により、動物の毛の発育が促進
するのを発見して以来、各種低出力レーザー(ソフトレーザー)の作用、応用に関して多くの
研究がなされています。
その臨床医学的作用としては、
創傷治癒の促進作用,消炎・鎮痛作用,末梢循環改善作用,
神経症状の緩解作用,筋緊張の緩和作用
などがあげられます。
今回使用した半導体レーザー装置
素子にGaAlAsレーザーダイオードを使用した
中心波長905nm,ピーク出力10W,
平均出力0.5−1mW
,パルス1.5KHz200nsの半導体パルスレーザー装置
で、プローブ先端にダイオードが装着され15mm前方に3×4mmの焦点を結ぶ。
現在一般に行われている口腔領域疾患の治療法には、
薬物療法,手術療法,理学療法
などが
あるが、半導体レーザーによる治療法は、理学療法の範疇にはいるもので極めて弱いレーザー
光を使用しており、
生体への侵襲がない
、
感染の危険がない
,
副作用がなく安全
,
操作が簡単で
熟練を要しない
,
無痛である
などの長所があります。
上記口腔領域各種疾患110例への使用経験から、半導体レーザーによる治療法は、
無痛,安全,簡便で
口腔領域の神経疾患,手術後の継発症,炎症性疾患,顎関節症の治療に
有効
と思われました。
顎関節症,炎症に関しては疼痛の軽減
を認め、補助的治療法として
薬物療法などと併用することにより、
相乗的効果,薬物量の減量(投与量,投与期間等),
治療期間の短縮
が期待できると思われました。
Copyright (C) 2001 Kikoh Giken Co.Ltd. All rights reserved